当科では常勤医師3名と非常勤医師が診療を担当しております。経験豊かな泌尿器科専門医ですので、ご安心いただけるかと自負しております。
- 前立腺癌
近年、前立腺癌患者数が増加しています。根治的治療としての前立腺摘出手術は年間約30例と県内の施設でも有数の症例数となっております。なお当科の基本方針として、病理組織診断と画像診断を元に、患者さんひとりひとりのおかれた状況に応じたオーダ―メイドの医療を目指しております。 - 尿路上皮腫瘍
腎盂尿管腫瘍および膀胱腫瘍も増加傾向にあります。膀胱腫瘍症例の多くは表在性膀胱腫瘍です。内視鏡手術後に再発予防として、BCG膀胱内注入療法等を行っております。膀胱温存不可能な浸潤癌症例に対しては、根治手術として膀胱全摘除術を行います。それに伴い必要な尿路変更術は、回腸導管が中心です。
腎盂尿管腫瘍の根治手術は腎尿管摘出手術です。転移を伴う症例と再発例では化学療法 免疫療法の適応ですが、QOLを重視して治療にあたっております。 - 腎細胞癌
治療としては根治的腎摘除手術ですが 腹腔鏡下手術を主に行っております。転移を伴う場合は 分子標的薬治療やオブジーボ等の免疫療法を行っております。 - 精巣腫瘍
比較的頻度の少ない腫瘍ではありますが、青年~壮年に好発する腫瘍であり、完治を目指して治療を行います。患側の高位精巣摘除術に始まり、遠隔転移があれば標準治療としてすでに確立されている強力な化学療法等が必要となります。 - 尿路結石症
尿路結石治療は、内視鏡手術 体外衝撃波破砕を行っております。残石をなるべく少なくするように努力しております。 - 男性機能・膀胱機能
他院では施行不可能な特殊な泌尿器科検査についても当科では対応できるように、機器を整備しつつあります。