幅広い形成外科診療と顔面神経麻痺の専門治療
形成外科は、けがややけど、皮膚・軟部腫瘍、創傷治療、再建外科など、体の形や機能の回復を目指す幅広い診療を行っています。
当科では、一般的な形成外科診療に加え、顔面神経麻痺の診断・治療にも力を入れており、原因や症状に応じた保存的治療から手術治療、リハビリテーションまで一貫した診療を提供しています。
患者さん一人ひとりの状態やご希望に寄り添い、見た目だけでなく機能の回復と生活の質(QOL)の向上を目指した、安全で質の高い医療を提供します。
きら ともえ
吉良 智恵
| 患者さんへのひとこと | 的確で丁寧な治療提供で思いやりの心を忘れず、「千葉労災で治療をしてよかった」とご安心いただけるような診療が目標です。 |
|---|---|
| 役職・職位 | 部長 |
| 認定医等 | 日本形成外科 形成外科専門医 |
もり まみこ
守 真美子
| 患者さんへのひとこと | 患者さんの目線で診療をご提供できるよう努力します。 |
|---|---|
| 役職・職位 | 医師 |
しげはら たけお
重原 岳雄
| 患者さんへのひとこと | 長年の豊富な経験を活かし、適切な診療行為を提供できるよう努めます。 |
|---|---|
| 役職・職位 | 医師(非常勤) |
| 認定医等 | 日本形成外科 形成外科専門医 |
外来担当医表
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
|---|---|---|---|---|
| 吉良 | - | 吉良 | 吉良 | - |
| 重原 | 重原 | 重原 | ||
| 守 | 守 | 守 |
年間の麻酔別及び疾患大分類別手術手技数
件数の条件
- 入院手術または全身麻酔手術の手技数の合計が認定施設150以上、教育関連施設80以上であること
- 「入院手術または全身麻酔手術1例を係数1.0」、「外来での腰麻・伝達麻酔、局麻・その他1例を 係数0.5」とした場合の合計係数が認定施設 200以上、教育関連施設130以上であること
2025年度
| 入院 | 外来 | 計 | |
|---|---|---|---|
| 全身麻酔での手技数 | 77 | 1 | 78 |
| 腰麻・伝達麻酔での手技数 | 15 | 1 | 16 |
| 局所麻酔・その他での手技数 | 95 | 309 | 404 |
| 入院または全身麻酔の手技数計 | 188 |
|---|---|
| 外来での腰麻・伝達麻酔、局麻・その他の手技数計 | 310 |
| 合計係数 | 343 |
| 疾患大分類 手技数 |
入院 | 外来 | 計 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 全身麻酔 | 腰麻・ 伝達麻酔 |
局所麻酔 ・その他 |
全身麻酔 | 腰麻・ 伝達麻酔 |
局所麻酔 ・その他 |
||
| 外傷 | 23 | 10 | 1 | 53 | 87 | ||
| 先天異常 | 4 | 2 | 6 | ||||
| 腫瘍 | 32 | 1 | 11 | 1 | 210 | 255 | |
| 瘢痕・ 瘢痕拘縮・ ケロイド |
5 | 4 | 9 | ||||
| 難治性潰瘍 | 9 | 14 | 14 | 5 | 42 | ||
| 炎症・変性疾患 | 4 | 6 | 30 | 40 | |||
| 美容(手術) | 2 | 2 | |||||
| その他 | 50 | 7 | 57 | ||||
| Extra レーザー治療 |
|||||||
2024年度
| 入院 | 外来 | 計 | |
|---|---|---|---|
| 全身麻酔での手技数 | 96 | 96 | |
| 腰麻・伝達麻酔での手技数 | 4 | 2 | 6 |
| 局所麻酔・その他での手技数 | 70 | 262 | 332 |
| 入院または全身麻酔の手技数計 | 170 | ||
| 外来での腰麻・伝達麻酔、局麻・その他の手技数計 | 264 | ||
| 合計係数 | 302 | ||
| 疾患大分類 手技数 |
入院 | 外来 | 計 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 全身麻酔 | 腰麻・ 伝達麻酔 |
局所麻酔 ・その他 |
全身麻酔 | 腰麻・ 伝達麻酔 |
局所麻酔 ・その他 |
||
| 外傷 | 27 | 1 | 17 | 2 | 36 | 83 | |
| 先天異常 | 6 | 4 | 10 | ||||
| 腫瘍 | 34 | 2 | 11 | 171 | 218 | ||
| 瘢痕・ 瘢痕拘縮・ ケロイド |
1 | 5 | 6 | ||||
| 難治性潰瘍 | 17 | 1 | 7 | 1 | 26 | ||
| 炎症・ 変性疾患 |
6 | 6 | 13 | 25 | |||
| 美容(手術) | |||||||
| その他 | 4 | 28 | 32 | ||||
| Extra レーザー治療 | 1 | 1 | 32 | 34 | |||
2023年度
| 入院 | 外来 | 計 | |
|---|---|---|---|
| 全身麻酔での手技数 | 70 | 1 | 71 |
| 腰麻・伝達麻酔での手技数 | 6 | 6 | |
| 局所麻酔・その他での手技数 | 58 | 315 | 373 |
| 入院または全身麻酔の手技数計 | 135 |
|---|---|
| 外来での腰麻・伝達麻酔、局麻・その他の手技数計 | 315 |
| 合計係数 | 292.5 |
| 疾患大分類 手技数 |
入院 | 外来 | 計 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 全身麻酔 | 腰麻・ 伝達麻酔 |
局所麻酔 ・その他 |
全身麻酔 | 腰麻・ 伝達麻酔 |
局所麻酔 ・その他 |
||
| 外傷 | 16 | 11 | 31 | 58 | |||
| 先天異常 | 4 | 4 | |||||
| 腫瘍 | 33 | 8 | 118 | 159 | |||
| 瘢痕・ 瘢痕拘縮・ ケロイド |
2 | 2 | |||||
| 難治性潰瘍 | 9 | 3 | 8 | 3 | 23 | ||
| 炎症・変性疾患 | 3 | 1 | 19 | 23 | |||
| 美容(手術) | |||||||
| その他 | 4 | 3 | 30 | 1 | 2 | 40 | |
| Extra レーザー治療 |
1 | 140 | 141 | ||||
2022年度
| 入院 | 外来 | 計 | |
|---|---|---|---|
| 全身麻酔での手技数 | 68 | 1 | 69 |
| 腰麻・伝達麻酔での手技数 | 9 | 9 | |
| 局所麻酔・その他での手技数 | 40 | 384 | 424 |
| 入院または全身麻酔の手技数計 | 118 |
|---|---|
| 外来での腰麻・伝達麻酔、局麻・その他の手技数計 | 384 |
| 合計係数 | 310 |
| 疾患大分類 手技数 |
入院 | 外来 | 計 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 全身麻酔 | 腰麻・ 伝達麻酔 |
局所麻酔 ・その他 |
全身麻酔 | 腰麻・ 伝達麻酔 |
局所麻酔 ・その他 |
||
| 外傷 | 19 | 3 | 5 | 44 | 71 | ||
| 先天異常 | 6 | 1 | 3 | 10 | |||
| 腫瘍 | 22 | 13 | 179 | 214 | |||
| 瘢痕・ 瘢痕拘縮・ ケロイド |
1 | 8 | 9 | ||||
| 難治性潰瘍 | 8 | 6 | 2 | 6 | 22 | ||
| 炎症・変性疾患 | 3 | 5 | 22 | 30 | |||
| 美容(手術) | |||||||
| その他 | 9 | 15 | 3 | 27 | |||
| Extra レーザー治療 |
119 | 119 | |||||
2021年度
| 入院 | 外来 | 計 | |
|---|---|---|---|
| 全身麻酔での手技数 | 105 | 105 | |
| 腰麻・伝達麻酔での手技数 | 12 | 3 | 15 |
| 局所麻酔・その他での手技数 | 51 | 495 | 546 |
| 入院または全身麻酔の手技数計 | 168 |
|---|---|
| 外来での腰麻・伝達麻酔、局麻・その他の手技数計 | 498 |
| 合計係数 | 417 |
| 疾患大分類 手技数 |
入院 | 外来 | 計 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 全身麻酔 | 腰麻・ 伝達麻酔 |
局所麻酔 ・その他 |
全身麻酔 | 腰麻・ 伝達麻酔 |
局所麻酔 ・その他 |
||
| 外傷 | 48 | 4 | 8 | 43 | 103 | ||
| 先天異常 | 4 | 1 | 4 | 9 | |||
| 腫瘍 | 28 | 1 | 14 | 3 | 258 | 304 | |
| 瘢痕・ 瘢痕拘縮・ ケロイド |
1 | 1 | 14 | 16 | |||
| 難治性潰瘍 | 6 | 6 | 4 | 6 | 22 | ||
| 炎症・変性疾患 | 4 | 2 | 58 | 64 | |||
| 美容(手術) | |||||||
| その他 | 9 | 1 | 21 | 3 | 34 | ||
| Extra レーザー治療 |
5 | 109 | 114 | ||||
主な対象疾患
- 陳旧性顔面神経麻痺
- 顔面外傷(顔の切り傷、骨折など)
- 皮膚・皮下腫瘍(粉瘤、脂肪腫、ほくろ、皮膚がんなど)
- 外傷(切り傷、擦り傷、挫創、咬傷など)
- 熱傷(やけど)
- 慢性創傷(治りにくい傷、褥瘡、潰瘍など)
- 瘢痕・ケロイド(傷あとやひきつれ)
- 再建外科(がん切除後や外傷後の組織再建)
- 先天性疾患(多指症、副耳、耳前瘻孔、臍ヘルニア、先天性眼瞼下垂など)
- 眼瞼下垂・眼瞼内反症などの眼瞼疾患
- 巻き爪・陥入爪
- 毛巣洞および化膿性汗腺炎といった変性疾患
- 美容に関する相談(自費診療の範囲で2027年以降にて)
主な治療
陳旧性顔面神経麻痺に対する専門的な再建・機能回復治療
陳旧性顔面神経麻痺は、発症から時間が経過し、自然回復が期待しにくい状態です。
当科では、患者さん一人ひとりの症状や経過、生活背景を丁寧に評価し、形成外科の専門的な技術を活かした機能再建を行っています。静的再建術や動的再建術、ボツリヌス療法などを組み合わせ、安静時の左右対称性の改善や笑顔などの表情運動の回復、病的共同運動の軽減を目指します。
リハビリテーションも含めた総合的な診療を通じて、機能面だけでなく整容面や生活の質(QOL)の向上を支援します。なお最も多く適応される顔面神経静的再建術はほとんどの場合は外来治療でご提供できることが多いです。
視野改善を目指した眼瞼下垂手術
眼瞼下垂は、まぶたを持ち上げる筋肉や腱膜の働きが弱くなり、まぶたが下がることで視野が狭くなる病気です。見えにくさだけでなく、額にしわを寄せてまぶたを持ち上げようとするため、頭痛や肩こり、眼精疲労の原因となることもあります。
当院では、問診と診察により症状や原因を丁寧に評価し、一人ひとりに適した治療をご提案します。手術では、まぶたを持ち上げる機能を回復させることで、視野の改善と自然な見た目の両立を目指します。日帰り手術のご提供となります(入院治療は要相談)。
毛巣洞・化膿性汗腺炎に対する専門的治療
毛巣洞や化膿性汗腺炎は、繰り返す炎症や膿瘍形成により、痛みや排膿、瘢痕を生じ、日常生活に大きな支障をきたす慢性疾患です。当院では、病変の広がりや重症度を十分に評価し、患者さん一人ひとりに適した治療をご提案しています。
軟膏による外用治療に加え、必要に応じて病変切除などの外科的治療を行うほか、中等症から重症の化膿性汗腺炎に対しては、生物学的製剤ヒュミラ®(アダリムマブ)およびビンゼレックス®(ビメキズマブ)による治療(保険適応)にも対応しています。
薬物療法と手術を適切に組み合わせることで、炎症のコントロールや再発予防、生活の質の向上を目指します。長期間治らない傷や繰り返す腫れ・排膿でお困りの方は、お気軽にご相談ください。
皮膚・皮下腫瘍の診断と治療
皮膚・皮下腫瘍には、粉瘤(アテローム)、脂肪腫、脂腺母斑、母斑(ほくろ)などの良性腫瘍から、皮膚がんをはじめとする悪性腫瘍までさまざまな疾患があります。当院では、腫瘍の種類や大きさ、発生部位を丁寧に診察し、超音波検査や病理検査を行い、正確な診断・適切な治療につなげます。良性腫瘍では症状や整容面を考慮した切除を行い、悪性腫瘍では十分な切除範囲を確保するとともに、傷跡の目立たず、かつ機能性にも配慮した再建術も提供しています。また術後も再発や創部の経過を含めて継続的に診療いたします。皮膚がんに関しては再発症例にも対応しております。※希少癌である悪性黒色腫に関しては当院では対応不可です。


