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形成外科

形成外科は平成18年度より開設されました。当科では日帰り手術、1~2泊の短期間の入院手術を多く行っています。医学の進歩を積極的に取り入れ、手術に限らず、いちご状血管腫の内服治療(ヘマンジオル内服治療)、単純性血管腫のレーザー治療も多く行っています。褥瘡や下肢の難治性皮膚潰瘍に対しては、手術・外用療法・陰圧閉鎖療法を組み合わせて治療しています。生活習慣や加齢が原因で体表障害をきたしている症例も数多くあり、こうした疾患については治療方法だけでなく予防方法や自己管理方法についても診察の中で丁寧に説明しています。形成外科で取り扱う疾患を以下にご紹介します。

  • 熱傷(局所的なもの)
  • 顔面骨骨折・顔面軟部組織損傷(顔面外傷全般)
  • 唇裂・口蓋裂
  • 手足の先天異常・外傷(多指症・合指症・切断指など)
  • その他の先天異常(副耳・耳痩孔・臍突出症など)
  • 母斑・血管腫・良牲腫瘍(皮膚・皮下腫瘍全般)
  • 悪性腫瘍およびそれに関連する再建(皮膚悪性腫瘍の外科治療など)
  • 瘢痕・瘢痕拘縮・ケロイド
  • 褥瘡・難治性潰瘍
  • 美容外科(美容外科相談)
  • その他(腋臭症・眼瞼下垂症・陳旧性顔面神経麻痺・陥入爪など)

現在常勤医は2名です。千葉大学形成・美容外科と連携して診療にあたってまいります。

特色

形成外科では、主に手術により機能回復とQOLの向上を図ることを目的としています。特定の臓器の治療を目的としている他の外科系診療科(消化器外科、脳神経外科、耳鼻咽喉科など)と異なり、体表面を中心とした全身のあらゆる部位の異常や形態変化を治療対象としていますので、他の診療科と重なる分野が多いことも特徴です。つまり、形成外科でなければ治療ができないという疾患はそれほど多くないのですが、他科とも協力することで機能的・整容的により満足度の高い治療結果を得ることを目標としています。
具体的には、以下のような疾患を取り扱っています。

  • 新鮮熱傷、化学損傷、凍傷
    「やけど」のことです。薬品類による特殊な熱傷や、凍傷も含まれます。当院では中等症までの熱傷を取り扱っており、状態に応じて保存的治療や植皮術(皮膚移植)などの手術治療を行います。
    (重症例は、高次救急施設に紹介いたします)
  • 顔面骨骨折および顔面軟部組織損傷
    ほほや鼻・あごなどの骨折を含む顔のけが全般に対する治療を行います。形成外科的な初期治療を行うことで、残る傷跡や変形をより少なく目立たなくすることが可能です。
  • 口唇裂・口蓋裂
    生まれつき上口唇や鼻、口の中が割れている疾患です。その程度は、口唇のごくわずかな変形のみの状態から、両側が大きく割れている状態まで様々です。当院では、状態に応じて千葉大学医学部附属病院や千葉県こども病院と連携して治療を行います。
  • 手足の先天異常、外傷
    生まれつきの手指・足趾の形態異常である多指(趾)症(指の数が多い)や合指(趾)症(指がくっついている)などを取り扱います。また、神経・血管・腱の切断、指の骨折などを含む手足のけがの治療も行います。(現在、切断指の再接着は行っておりません)
  • その他の先天異常
    手足以外の外表面の先天性形態異常は数多く、副耳(耳前部などのいぼ状の隆起)・耳瘻孔(耳前部の小孔)・埋没耳(耳の上部が皮膚に埋もれている状態)・小耳症(耳が異常に小さい)などの耳の異常、副乳(過剰な乳房)・臍突出症(出べそ)などの体幹の異常、包茎・尿道下裂(尿道が亀頭先端以外に開口している)などの泌尿生殖器異常などがあります。
  • 母斑、血管腫、良性腫瘍
    「ほくろ」や「あざ」を含む皮膚・皮下腫瘍(できもの・こぶ)の治療を行います。主に手術による治療を行いますが、傷跡ができるだけ目立たなくなるような配慮をします。また、切除した組織は原則として病理組織検査(顕微鏡による細かい検査)を行い、良性・悪性の判断を含めた確定診断を行っております。赤アザのレーザー治療、いちご状血管腫の内服治療を行っております。
  • 悪性腫瘍およびそれに関連する再建
    頭頸部・体幹などの悪性腫瘍に対する手術により切除され欠損した組織の再建手術を行います。植皮術(皮膚移植)や有茎皮弁・筋皮弁移植術、血管吻合手技を用いた遊離組織移植術などを選択します。また、皮膚の悪性腫瘍(癌)に対する手術治療を行っています。(化学療法を要するタイプ・進行度の皮膚癌については他院に紹介いたします)
  • 瘢痕、瘢痕拘縮、ケロイド
    けが、やけど、手術などによる傷跡の治療を行っています。できるだけ目立ちにくくし、ひきつれによる機能障害(まぶたが閉じない、指が伸びないなど)を改善する目的で、手術を行います。ケロイドや肥厚性瘢痕(赤く盛り上がったような傷跡)に対しては、状態に応じて薬物による保存的治療や手術治療、放射線治療を選択します。
  • 褥瘡・難治性潰瘍
    褥瘡(床ずれ)やけが・糖尿病などによる慢性潰瘍(治らない傷)に対する治療を行います。適切な外用薬・処置方法の選択による保存的治療を行うほか、状態によっては手術を行うこともあります。
  • 美容外科
    現在のところ、美容を目的とした自由診療は行っておりませんが、刺青の除去などの美容外科相談には応じております。また、美容外科に精通した医師のご紹介も可能です。
  • その他
    症状の固定した顔面神経麻痺、眼瞼下垂症(まぶたが十分に挙がらない)、腋臭症(わきが)、陥入爪・彎曲爪(いわゆる巻き爪)、毛巣洞などの治療も行います。

担当医師予定表

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月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日

有川

力久・有川

有川

力久(AM)

富永(AM)

スタッフ紹介

医師名 役職・職位 認定医等 専門分野

力久 直昭

部長

医学博士

日本形成外科学会(形成外科専門医)

日本体育協会 スポーツドクター

日本形成外科学会評議員

日本血管腫血管奇形学会評議員

形成外科全般、血管腫・血管奇形

有川 理紗

医師

日本形成外科学会(形成外科専門医)

独立行政法人 労働者健康安全機構
千葉ろうさい病院
〒290-0003 市原市辰巳台東2-16
TEL:0436-74-1111(代表) FAX:0436-74-1151

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